「子どもが車に乗ると酔いやすい」

家族でのお出かけや旅行のたびに車酔いしてしまうと、長距離の移動が心配になってしまいますよね。

酔い止めや休憩などの対策もありますが、これから車を購入するのであれば、車選びの段階でも確認しておきたいポイントがあります。

大切なのは、「この車なら絶対に酔わない」という車種を探すことではありません。

車酔いには個人差があり、その日の体調や道路状況、運転の仕方など、さまざまな要因が関係します。

今回は、車酔いしやすいお子さまがいるご家庭に向けて、販売店で車を見るとき・試乗するときに確認してほしいポイントをご紹介します。

目次

1. そもそも、なぜ車酔いするの?

2. 何を確認したらいい?

2-1. ① 後席から外が見やすい?

2-2. ② 「運転席の乗り心地」だけで決めない

2-3. ③ できればお子さまも一緒に試乗を

2-4. ④ メーカーも「後席の快適さ」を考えて工夫しています

2-5. ⑤ 空調など「後席の環境」も見てみよう

2-6. ⑥ 車だけでなく「運転の仕方」も大切

3. 「車酔いしにくい車ランキング」だけで決めないで

4. 車酔いが気になるご家庭こそ「後席に乗る試乗」を

そもそも、なぜ車酔いするの?

乗り物酔いには、耳の奥にある三半規管などが関わる平衡感覚のほか、車の揺れやにおい、体調などさまざまな要因が関係します。

そのため、「車を変えれば必ず酔わなくなる」というものではありません。

車酔いしやすい方は、できるだけ揺れの少ない位置に座る、車内を換気する、車が大きく揺れるような運転を避けるといった対策も大切です。

では、これを「これからの車選び」という視点で考えると、どんなところを確認すればよいのでしょうか。

何を確認したらいい?

① 後席から外が見やすい?

まず確認してほしいのが、お子さまが普段座る席から外を見やすいかです。

車を見に行くと、運転席からの視界は確認しても、後席からの見え方までは確認しない方も多いのではないでしょうか。

しかし、車によって窓の大きさや位置、シートの高さなどは異なります。

さらに小さなお子さまは大人より目線が低く、チャイルドシートやジュニアシートを使用することもあります。

展示車を見るときは、

「普段子どもが座る場所から外はどのくらい見える?」

という視点でも確認してみてください。

② 「運転席の乗り心地」だけで決めない

車酔いが気になるご家庭に特におすすめしたいのが、後席に乗って試乗することです。

実際の試乗では、購入を検討している方が運転席に座ることが多く、後席の乗り心地まで自分で確認する方はそれほど多くありません。

でも、運転席と2列目、3列目では乗ったときの感覚が違うことがあります。

スタッフやご家族に運転してもらい、普段お子さまが座る2列目や3列目に自分でも乗ってみてください。

「思ったより揺れを感じる」

「ここなら外が見やすい」

「2列目と3列目で結構印象が違う」

など、運転席では分からなかったことに気づけるかもしれません。

特に3列シートの車を検討している場合は、ぜひ3列目まで座って確認してみてください。

③ できればお子さまも一緒に試乗を

車酔いには個人差があります。

大人が「乗り心地がいい」と感じても、お子さまが同じように感じるとは限りません。

車酔いが車選びで大きな悩みになっているなら、可能であればお子さまも一緒に試乗してみるのがおすすめです。

もちろん、短時間の試乗だけで「この車なら酔わない」と判断することはできません。

それでも、

・普段座る場所から外が見やすいか
・座ったときに窮屈ではないか
・揺れ方が気にならないか
・後席で快適に過ごせそうか

など、実際に乗らなければ分からないことがあります。

④ メーカーも「後席の快適さ」を考えて工夫しています

最近の車は、運転する人だけでなく、後席で過ごす人の快適性についてもさまざまな工夫がされています。

分かりやすい例のひとつが日産セレナです。

セレナでは「クルマ酔いのしにくさ」を研究し、身体や頭の揺れ、車内からの視界、におい、身体への圧迫感など、複数の視点から対策しています。

例えば、2列目では身体が前に滑りにくいようシートクッションを工夫。

さらに2列目だけでなく、3列目からも外の景色を見やすくするための工夫なども採用されています。

走りについても、滑らかに減速しやすいアクセル特性やブレーキ操作性など、同乗者の揺れを抑えることまで考えて設計されています。

ただし、これは「セレナなら車酔いしない」という意味ではありません。メーカーも車酔いしないことを保証するものではなく、個人差があるとしています。

大切なのは、メーカーが後席のためにどんな工夫をしているのかにも目を向けてみることです。

⑤ 空調など「後席の環境」も見てみよう

車酔いを考えるなら、揺れや視界だけでなく車内環境も確認してみましょう。

例えばスズキ・ソリオには、グレードによって前席と後席の空気を循環させる「スリムサーキュレーター」が設定されています。

これは車酔い対策専用の装備ではありませんが、前席と後席の温度差を抑え、後席でも快適に過ごせるようにするための工夫です。

ミニバンなどでは後席用のエアコンやサーキュレーターを備えた車もあります。

車を比較するときは、

・後席までエアコンの風が届きやすい?
・後席用の空調設備はある?
・窓やサンシェードはどうなっている?
・車内を換気しやすい?

なども見てみましょう。

特に夏場の長距離移動が多いご家庭なら、こうした「後ろに乗る人のための装備」も確認しておきたいポイントです。

⑥ 車だけでなく「運転の仕方」も大切

車酔いを考えるときは、車そのものだけでなく運転の仕方も重要です。

急発進や急ブレーキ、急なハンドル操作など、同乗者の身体が大きく揺れる運転はできるだけ避けたいところです。

そのため、

「子どもが酔う=今乗っている車が悪い」

とは限りません。

新しい車を選ぶときには乗り心地を比較しつつ、普段の運転でも急な加減速を避け、できるだけ滑らかな運転を心がけることも大切です。

「車酔いしにくい車ランキング」だけで決めないで

インターネットで検索すると、「酔いにくい車」「車酔いしにくい車ランキング」といった情報を探したくなるかもしれません。

ですが、車酔いには個人差があり、道路状況や運転方法、その日の体調などにも左右されます。

メーカーによって乗り心地やシート、視界、空調などへの工夫も異なるため、スペックだけで「どの車が一番酔いにくい」と決めるのは難しいものです。

だからこそおすすめしたいのが、

実際に、普段お子さまが座る場所に乗ってみること。

カタログで気になる装備を確認したら、最後は実車で確かめてみましょう。

車酔いが気になるご家庭こそ「後席に乗る試乗」を

車を購入するときは、どうしても運転する人を中心に考えがちです。

運転しやすいか、視界はいいか、加速はどうか。

もちろん、どれも大切です。

でも家族で使う車なら、後席に乗る家族にとって快適かどうかも同じくらい確認してほしいと思います。

特に車酔いしやすいお子さまがいるなら、

「今日は私が後ろに乗ってみます」

という試乗をしてみてはいかがでしょうか。

そして可能であれば、お子さま本人にもいつも座る場所に乗ってもらう。

「どの車なら絶対に酔わないか」ではなく、

「この子にとって、この車、この席は快適そうか」

という視点で比べることが、家族に合った車選びにつながります。

車マンではメーカーを問わずさまざまな車種を取り扱っています。

車酔いが気になる方も、運転席だけでなく2列目・3列目まで、ぜひ実際に見て・座って・乗って比べてみてください。

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